横浜市市民協働推進センター

取り組み紹介 『オンラインによる相談・音楽やアートを届ける事業』

人形劇団ふぞろいのレモン」による人形劇発表会の練習風景の画像
2021.3.29 市民公益活動緊急支援助成
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市民公益活動緊急支援助成金を活用した協働事例

<<市民公益活動緊急支援助成金を活用した協働事例>>
『オンラインによる相談・音楽やアートを届ける事業』
(団体名:一般社団法人フラットガーデン)


写真:コロナ禍前のフラットガーデン

フラットガーデンは、高齢者、障害児者、外国籍の方、生きづらさを感じている若者、こどもたちとその家族の交流の場を作り、音楽やアートを通して交流をうむ事業を行います。 また、音楽やアートのワークショップや街おこしイベント、世代を越えて楽しむ演奏会、親子向けの演奏会の企画運営、またミュージシャン、絵本作家、アーティスト、大学との繋がりから、講師の派遣や実習の提供をする事業を実施しています。一般社団法人 フラットガーデン FACEBOOKページ

コロナの状況下で活動を続けるために、市民公益活動緊急支援助成金を活用し、オンライン配信環境を整え、イベントやオンラインによる相談、研修などを展開しています。

<助成金で購入した物品>
・4Kビデオカメラセット
・ビデオ用の三脚
・動画編集ソフト、写真編集ソフト
・ノートパソコン(動画編集用)

20209月にオンライン配信に興味がある社会人・学生に声を掛け、その中から3名の社会人をサブカル部と名付けて配信事業をスタートしました。

コロナ禍で出来ることは何か、会議を重ね、10月に動画配信サービス(YouTube)で実際に配信している方から、動画配信に必要な物品やソフトウェア、およびそのレクチャーを受けてイベントの構想を練っていきました。


写真:「人形劇団ふぞろいのレモン」による人形劇発表会の練習風景。

こちらも動画で撮影し、後日編集後に配信を予定している。
動画編集用のパソコンは、映像処理能力に長けたゲーミングPCを選び購入。
また動画撮影はアクションカメラでなく、しっかり作品として残せるよう画質の良い「4Kビデオカメラ」が良いとサブカル部の助言を受けて購入しました。 

202011月には、TVKコミュニケーションズ・メディア事業の方々から動画編集・演出・カメラワーク等のレクチャーを受け、それを活かして実際に撮影経験を重ねて、YouTubeチャンネルを開設しました。

20201122日・29日、126日、緑区市民活動支援センター「みどりーむ」の子育てオンライン講座(全3回)のZoom配信及び予告編、第1回と第2回の講座を動画編集し、動画は横浜市のYouTubeチャンネルにて配信されました。

助成金で購入した機材を最大限に活用し、フラットガーデンからYouTubeチャンネルの配信を11月から始め、「中山ハロウィン」「うーたんファクトリー」の配信を実施。その撮影、編集、配信をサブカル部で行っています。

遠方や海外の方、病院にいる方、家から出にくい方にも伝わるような、子どもから大人までが楽しめるよう工夫を重ねています。この配信をきっかけに、福祉施設やNPO法人と知り合い、動画を通じて横のつながりが出来てきました。

↑実際に開設したYouTubeチャンネル

↑実際に開設したYouTubeチャンネル

またZoomによるオンライン「美子の部屋」をプログラムとして8月から月1回配信しており、今後は障害、高齢、引きこもり等、多様な人々に向けての配信を拡げ、「ここにこれなくても繋がり、相談が出来る場」であることをWEBで伝えていきたいと考えています。

2020128日、フラットガーデンが企画運営した「ホームクリスマスコンサート」の配信をTVKコミュニケーションズ(神奈川テレビ)が行い、2021年から流すダイジェスト版の編集をサブカル部のメンバーで行いました。チラシのデザインもサブカル部のメンバ―が行い、大きなやりがいを感じる機会となりました。

「多世代交流カフェ スペースレモンの庭では、『みんなの遊び場』というZoomを活用したプログラムを10月から始めました。アニメや漫画に興味を持つ子どもたちがやりたいことが出来る場として、その指導役にサブカル部が参加しています。
またスマホが分からないシニア向けに、サブカル部が答える講座を実施しています。これでつながりが薄かった高齢者や子ども達がリアルでもオンラインでもつながりを持つことが出来る事業に育てていければ」と代表の松岡さん。

サブカル部のメンバーは、コロナは暫く続くので、今後もオンラインの可能性を追求しつつ、リアルな場の意味を考え、これらを併用させた企画を練っていき、多くの人に喜んでもらいたいと考えています。


上のイラストはサブカル部の面々
上の左側堀タイキ(サブカルマスター)子泣き爺
右側 松岡夏生(動画撮影、編集)デイダラボッチ
下左側 折出ユウ(マネージャー)毛抜きジジイ
右側 豊田シュン(イラスト、デザイン)みのわらじ

コロナ禍をひとつのきっかけに、緊急助成金による機材購入をジャンピングボードとして活躍の場が広がっています。

前列左より、サブカル部メンバーの折出ゆうさん(経済系YouTuber)と松岡なつきさん(ペンネーム:祓是清(やらいこれきよ))
後列左より、人形づかいのもりまさのさん(縫物師)、フラットガーデン代表の松岡美子さん(うーたんファクトリー総元締め)、音づくり職人の谷川マユコさん(実は大学講師)

■一般社団法人フラットガーデン
TEL:045-512-5649
MAIL:flatgarden.yokohama@gmail.com

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