イベントレポート

【開催レポート】気軽に!楽しく!まちの安心・安全を考えるワークショップ in にしとも広場

まちの安心・安全を考えるワークショップinにしとも広場開催レポートのバナー

気軽に!楽しく!まちの安心・安全を考えるワークショップ in にしとも広場 開催レポート

11月20日(木)、「気軽に!楽しく!まちの安心・安全を考えるワークショップ in にしとも広場」  をにしく市民活動支援センター(以下:にしとも広場)で開催しました。

横浜市市民協働推進センターは、今年度から「+ONE (プラスワン)プロジェクト」として「皆がつくる安心・安全なまちづくり」の取組を始めました。地域の皆さんとともに安心・安全なまちを目指すために、関連団体へのヒアリングや、地域でのワークショップ・意見交換などを重ねており、今回はにしとも広場との共催で開催しました。

開催概要
【日時】2025年11月20日(木)14:00~16:00
【場所】にしとも広場
【内容】①あいさつ
②アイスブレイク 自己紹介
③安心・安全について
④意見出しワーク
⑤アクション・感想発表

過去の開催は以下の開催レポートをご覧ください。
・2025年8月22日(金)開催
【開催レポート】いつもの活動に+ONE(プラスワン)~楽しく、気軽に、まちの安全・安心を広げるための交流会~

当日は、長年地域で活動されてきた方や地域活動に関心のある大学生、地域ケアプラザの職員、企業の方などさまざまな背景を持つ10名が集まり、「安心・安全なまちづくり」を切り口にそれぞれの視点から意見を共有し合いました。

開催レポート まちの安心・安全を考えるワークショップ写真1 自己紹介の様子

はじめに、この季節に嬉しい・美味しい「お鍋」の好きな具をシェアしながら自己紹介をし、皆さんの日常生活の中で「地域の一員と感じるとき」「安心を感じるとき」などについて、ざっくばらんに話し合いました。

話題に上がったことの一つに「地域のイベント」がありました。地域ならではのお祭りなどに参加したり、自分が運営側として関わることで地域の一員だと感じたり、お祭りが開催されていると安心な地域に感じるという意見もありました。
一方、西区に長くお住まいの方からは「昔は活発だったお祭りも最近は担い手不足などから活発ではなくなってしまった」という現状も共有されました。
地域の現状については厳しいものばかりではありません。最近、町内会の役員になりたいという希望者がいたとの朗報も。その方は、「自分が住み暮らす地域に恩返しがしたい」という思いから申し出たとのことでした。
こうした皆さんのお話から、自ら「地域とかかわりたい」という思いを持つことが大切ということが浮かび上がってきました。

次に、まちの「安心・安全・不安に感じるとき」というテーマで、付箋を使って皆さんの関心ごとを具体化するワークに入っていきました。

子育てに関すること、人と人との交流のこと、地域の交流スペースのこと、交通インフラに関すること…色々な関心ごとが、集まった皆さんから幅広く出ました。

印象的だったのは、「安心」の部分で共有された中に「商店の人と話すとき」という意見があったことです。お店の人とのちょっとした会話で、「いい地域だな」と感じたり、ハッピーになることってありますよね。そうしたことの積み重ねが、自分の住む地域を好きになり、自ら関わりたいと思うことにつながるのかもしれません。

開催レポート まちの安心・安全を考えるワークショップ写真2 ワークの様子
皆さんそれぞれの視点で書いてくださったものをグルーピングしていきます。
開催レポート まちの安心・安全を考えるワークショップ写真3 ワーク発表の様子
参加していた大学生がグルーピングしたものを発表してくれました。 
開催レポート まちの安心・安全を考えるワークショップ写真4 ワーク発表の様子
改めて全体を見て関心のあるトピックに投票していきます。
こうして参加者皆さんの関心ごとが見えてきました。

最後にまちの「安心・安全」について明日から実践できる個々人のアクションや感想を共有しました。

「買い物をしたお店で『おいしかったです』と店員さんに伝える」
「日々の小さなことに関心を持ちたい」
「企業として地域課題にどう関わるか持ち帰って考えを深めたい」
「住んでいる地域に関心を持つ」
「地域の安心・安全は誰かに任せるのではなく、自分たちで取り組む」

今回、参加者の皆さんと一緒に導き出したワークのタイトルは「心の距離感から始まる地域づくり」となりました。
お散歩中に挨拶をしたり、店員さんと話したり…、毎日の“ちょっとしたこと”で、住んでいて心が温かくなる、安心な地域になるということを改めて感じ、センターにとっても大切なキーワードとなりました。

共催したにしとも広場の山田美智子センター長は「商店街の店主さんとのエピソードは、西区らしさが感じられて、とても心に残りました。忙しい日常の中で、思いがけない方からの温かい言葉に『気にかけてくれてありがとう』とホッとすることがあります。安心の種まきは、まず自分から始めていこう・・・そう改めて思う機会となりました」と話しました。

ワークの中では「生活の不便さ」「子どもが下校時に道が狭く危ない」「地形により地域が分断されている」など、皆さんの課題感も多く共有されました。
日々の生活を送る中で「もう少しこうだったらいいのにな…」と感じるときに、「どうせ一人ではできないからそのままでいいや」となっていることもあると思います。ですが、今回皆さんからいただいたのは、できることをできる範囲で行うという小さな実践で、それは「あの人と私」や「地域と私」との「心の距離」がググっと近づくための大きな一歩でもあります。その土台があれば、感じている課題について共有し、解決を一緒に考える仲間ができ、いつの間にか地域が動いていくことにつながるのではないでしょうか。

「安心・安全なまちづくり」を切り口に、地域に関するさまざまな意見が共有されました。
これからも横浜市市民協働推進センターは「安心・安全なまちづくり」について、皆さんとともに考えてまいります。

開催レポート まちの安心・安全を考えるワークショップ写真4 ワーク共有ボードの様子

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