イベントレポート

【開催レポート】いつもの活動に+ONE(プラスワン)~楽しく、気軽に、まちの安全・安心を広げるための交流会~

まちの安全・安心を広げるための交流会開催レポートのバナー

「いつもの活動に+ONE(プラスワン)~楽しく、気軽に、まちの安全・安心を広げるための交流会~」開催レポート

8月22日(金)、「いつもの活動に+ONE(プラスワン)~楽しく、気軽に、まちの安全・安心を広げるための交流会~」(※)を開催しました。

(※) 横浜市市民協働推進センターは、今年度から「+ONE PROJECT(プラスワンプロジェクト)」として「皆がつくる安全・安心なまちづくり」の取組を始めました。地域の皆で安全・安心なまちを目指すための“しかけ”を考えるために、関連団体へのヒアリングや、地域でのワークショップ・意見交換などを重ねています。

開催概要
【日時】2025年8月22日(金)14:00~16:00
【場所】横浜市市民協働推進センター
【内容】①あいさつ
②アイスブレイク 自己紹介
③プロジェクト説明
④意見出しワーク
⑤交流会

「安全・安心なまちづくり」のテーマのもと、集まった方々とワークショップなどの交流を通して、センターが企画している「+ONE PROJECT(プラスワンプロジェクト)」の輪を広げる目的で交流会を開催しました。

開催レポート まちの安全・安心を広げるための交流会写真1 全体の様子

「+ONE PROJECT(プラスワンプロジェクト)」とは…
いつもの活動の中で、地域を見る視点を変えるための「+ONE(プラスワン)」のしかけをすることで「住みたい・住み続けたい横浜」を目指す取組みです。今年度は「皆でつくる安全・安心なまちづくり」をテーマとしています。
横浜市における犯罪情勢は過去最高件数だった平成16年の認知件数に比べると17.1%減っており、治安はよくなってきているといえます(令和4年度よこはま安全・安心プラン)。このように「安全」な環境が整ってきている一方で、地域のパトロール活動については「回数を増やしたい」と感じている市民が多いことがわかっています。 
以上のことから、一見治安がよくなっていると感じる一方で、地域に不安を感じており、その不安解消を自分ではない「誰か」に担ってほしいと考えている市民が一定数いることがわかります。
そこで、無理なく気軽にまちを「見まわる」行動を日常生活に取り入れるための”しかけ”として、思いを共有するための「身に着けるアイテム」や「リーフレット」の開発を検討しています。
住民一人ひとりが安心できる地域は「自分たちで楽しくつくれる」ということを、当プロジェクトを通して伝えていきたいと考えています。

前半は自己紹介も兼ねて、お互いの性格が少し知れるようなアイスブレイクを取り入れつつ、和気あいあいとスタートしました。参加者は地域ケアプラザ関係者や学校・地域コーディネーターなど、それぞれに地域活動のフィールドや活動テーマを持つ方々で、席に着くなりお互いにすぐに打ち解けて話し合っている様子が印象的でした。

「バーベキューで焼きたいものは何?」という事務局からのお題では、イメージしたものを絵に描いて、食べたいものをシェアし合いました。焼き網の上に置かれていく皆さんの可愛らしい絵を見ていたら、このメンバーで本当にバーベキューができたらな…なんて思うほど、エピソードを聞きながら笑顔溢れる時間となりました。

開催レポート まちの安全・安心を広げるための交流会写真2 アイスブレイクの様子

まちの「安全・安心・不安」について、日ごろから感じていることをアウトプットするワークショップでは、住民目線の意見もありつつ、仕事として地域と関わっている立場からの意見も出ていたり、幅の広いものとなりました。

「犬の散歩をしている時に声をかけてもらうと安心を感じる」「ご近所で仲が良くて安心」など、地域で顔の見える関係があることで安心して過ごせている様子や、「お祭りが開催できるまち」「多世代交流をする場がある」など、ゆるやかなつながりが生まれる機会が地域にあると、「安心」に感じることが伺える意見も出ました。また、「学校の通学路で学援隊の人たちが子どもたちに声をかけている」など、子どもたちの登下校の見守りの様子を見ることで、まちの安全を感じているという意見も複数ありました。

開催レポート まちの安全・安心を広げるための交流会写真3 ワークの様子

一方で、「たまに不審者情報が入り不安」「コンビニの前に知らない人が何人も座り込んでいると不安」など、不審者や知らない人に関して不安に感じる場面もありつつ、「近くに商店がなくて不安」「信号のない裏道の交差点が不安」「街灯がなくて暗い」など、まちの環境に関することで不安感を抱く場面も共有されました。

ワークの最後に参加者の皆さんとともに考えた「本日のまとめキーワード」は、「日ごろからの”ちょっと”楽しい、ゆるいつながり」でした。地域における「ゆるいつながり」は、まちづくりにおけるさまざまな場面で出てくるキーワードです。「ゆるいつながり」とは、決して無理やり生み出されるものではなく、既に自然と「在る」ものなのかもしれませんね。横浜市市民協働推進センターは引き続き、皆さんの力を協働の手法に取り入れながら、既にまちにあるけれど気づかれにくいものや取組に光を当てて、当プロジェクトを進めてまいります。

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