イベントレポート

【開催レポート】第1回よこはまNPO 会計相談会「会計のキホン~組織の基盤としての会計~」

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第1回よこはまNPO 会計相談会 開催レポート

7月11日(火)、会計相談会「会計のキホン~組織の基盤としての会計~」をスペースABで開催しました。

NPO法人や市民活動団体が活動を進める中で、会計・労務について「モヤモヤ」を抱えることは少なくありません。そんな「モヤモヤ」を抱える同じ境遇の者同士が集い、情報交換したり、専門家に相談できる場として、今年度から「会計労務相談会」が企画されました。

会計と労務、それぞれ2回を企画しており、全4回実施予定のうち、第1回目となる7月11日は講師に吉澤寿朗税理士を招き、グループワークや交流会を交えながらNPO法人の会計の基礎をお話いただきました。

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プログラム内容 13:30~16:30
・主催者あいさつ
・講師のお話
・グループワーク(講師からのクイズを検討)
・公開相談会
・事務局からお知らせ

NPO法人は、関わる人たちや寄付をしてくださる人たちに支えられて運営しています。そのため、自分たちの活動や運営状況を公開し、いただいた寄付や協力が団体にどのように生かされているかを示すことがとても大切です。貸借対照表などの「会計」は、公開する情報の中でも特に大事な部分となってきます。
支援者の方々に「また応援しよう!」と思っていただけるようなわかりやすい公開情報を作るためには、日ごろからきちんと帳簿をつけ、管理していくことが重要であることが、講師により丁寧に説明されました。

市民からの信頼を得て、市民に育てられる―。そんな、市民活動団体(NPO)として大切なことを再確認することを切り口に、会計がその土台となっていることがよくわかるお話でした。

グループワークでは、講師から会計に関する3つのクイズ出題され、グループ内で検討していただきました。参加者は皆、はじめましての方が多かったようですが、同じ「会計担当者」として活発に意見が交わされていました。

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参加者から事前に寄せられた個別の相談は、団体の活動内容によって多種多様なものとなりました。「複数事業の会計をすべて担うことになってしまった。他の団体でそのような場合はどうしているか?」「インボイス制度について知りたい」「会計業務の効率化の方法は…」などの事前質問に加え、グループワークや公開質問会を通して、その場で出た疑問も積極的に講師に投げかけ、和気あいあいとした雰囲気の中終了しました。

講義の事前準備からその場の質問対応に至るまで、飛んでくる色々なボールをしっかり受け取り、ていねいに投げ返してくださっていた講師で税理士の吉澤先生、ありがとうございました。

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会計相談会は、同内容で次回は12月11日(月)開催予定です。労務相談会も開催していますので、詳しくはこちらをご参考ください。

※NPO法人等の会計・労務に関する相談については、こちらの情報もご活用ください。

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