第2回市民活動基礎セミナー 開催レポート
10月12日(木)、「市民活動基礎セミナー~市民活動団体の会計の基礎~」を横浜市市民協働推進センター内、協働ラボで開催しました。
「市民活動基礎セミナー」は、全3回で構成されています。
社会課題の解決に向けて立ち上がった団体も、十分な準備をしないまま法人化すると活動の継続も難しくなってしまいます。立ち上げ当初の思いを社会によりよい形で広めるためにも、市民活動団体の現状と課題に合わせて、団体の基盤を整えることを目指す「基礎」を学ぶ内容で、今年度から企画されたものです。これまでNPOにとってあまり馴染みはなかったが必要な視点である「組織マネジメント(経営)」、さらに活動を進める上で押さえたい「会計」「広報(PR)戦略」の基礎を、講師からのお話とグループワークを通して学ぶ内容となっています。
センター主催の「会計・労務相談会」では、同じ「会計」をテーマに開催しています。詳しくはこちらの開催レポートにあるので、お読みください。
第2回目のテーマは「会計の基礎」で、税理士の髙橋浩宜さん(NPO法人税理士による公益活動サポートセンター)が講師を務めてくださいました。
まず導入では、NPO法人の会計における一年間のおおまかな流れを確認。そして、NPO法人の会計の特徴の確認をしたあと、複式簿記の考え方を用いながら、グループワークを交えて演習に取り組みました。
終始「難しい…」という表情の参加者―。「会計」を理解するには、経験を積む必要があります。「これから」という個人や団体にとっては、会計の基礎のお話をいきなり聞くと、気後れしてしまうかもしれません。今後、団体として活動していく上で「会計」は欠かせないと考えると、基礎の部分の理解は改めて大切です。「では、今の時点で何をしたらいいだろう?」と考えるきっかけに、今回の基礎セミナーがなりましたらと思います。
次回、第3回目の基礎セミナーは11月13日(月)「広報PR」をテーマに開催します。横浜市市民協働推進センターからのお知らせをご確認ください。