ミズベサロン ~十人十色 ゆるりと「性教育」のおはなし会~ 開催レポート
今回のミズベサロンは、インターンスタッフの杉山さんが企画しました。以下、杉山さんの開催レポートです。
2023年11月17日、ミズベサロン「十人十色 ゆるりと性教育のおはなし会」を横浜市市民協働推進センターの協働ラボで開催しました。当日は、会場とオンラインのハイブリッドで行い、計8名で性教育について、対話を通して考えを深めました。
参加者には、実際に子どもと関わる仕事をしている方、大学教授、子育て中の方など様々な立場の方がいました。
今回は話題提供を「性教育の壁」とし、まずは参加者の性教育に対する考えや捉え方を共有しました。共有する中で、性については恥ずかしい・大切なことなのにタブー視されてしまうといった「性教育のハードル」について、「教育」や「メディア」などの社会的背景が反映されていたり、世代によっても捉え方が異なったりと様々な意見が出ました。そこで課題の共通認識がされ、個々の新たな気づきもあったようでした。
「性教育」を考えることは、他人事ではなく「自身の性や生き方」といったライフスタイルの一部と主体的に捉え、次世代の子どもたちにどのように伝えるべきかを考えることが改めて重要で、“包括的な性教育”※にも話が広がりました。
※ 包括的性教育…
UNESCO「国際セクシュアリティガイダンス」に基づいた、性に関する知識やスキルだけでなく、人権やジェンダー観、多様性、幸福など幅広いテーマを学ぶ教育。
センターでもはじめて触れる“性教育”について、オープンな対話の場ができ大変うれしく思いました。対話の場を通して新たな気づきが生まれ個々の活動や社会に向けても活かすことができましたら幸いです。
今後も回ごとにひとつのテーマを題材にこのような対話の場を開催していく予定です。「このテーマで考えを深めたい」といったご提案がある方は、ぜひ横浜市市民協働推進センターにお問合せください。