第1回市民協働相談会 開催レポート
6月21日(水)、第1回市民協働相談会~地域でつくる子どもたちの居場所~をスペースABで開催しました。
色々な事情で学校へ行くことができない、または行かない選択をしている子どもの数は、市内でも決して少なくありません。そのような子どもたちが、日中に安心して過ごすことができる場所を開きたいと考えている人や、実際に活動を始めている人が増えています。今回の市民協働相談会は、「地域でつくる子どもたちの居場所」をテーマに、鈴木智香子さん・大木節裕さんの2人の協働コーディネーター1と、ゲストに一般社団法人かけはし代表の廣瀬貴樹さんをお招きして開催しました。
開催概要
【日 時】2023年6月21日 18:00から19:45【テーマ】地域でつくる子どもたちの居場所
【場 所】横浜市庁舎1階スペースAB
【協働コーディネーター】鈴木智香子さん、大木節裕さん
【ゲスト】廣瀬貴樹さん(一般社団法人かけはし代表)
廣瀬さんは自身の取組について「苦労編」「拠点編」「連携編」「課題編」と、4つに分けてお話してくださり、50人を超える参加者が廣瀬さんの話に聞き入りました。
地域で活動を始めるにあたり、まずは地域との信頼関係が欠かせないこと。徐々に、関係者や機関、施設との連携ができてきたこと。同時に、活動を進めていく中で見えてきた「子どもたちのニーズに応えられているか」といった疑問や、人手不足・財政面など団体運営の課題―。こういった課題や苦労は、多くの市民活動団体に共通することだと思います。
廣瀬さんのお話は、子どもたちに寄り添う本当の覚悟と、走っているからこそ出てくる苦労が伺え、会場の参加者とも共感し合えるものでした。
公開相談会では、参加者それぞれの立場から寄せられた事前質問に、協働コーディネーターの二人が要点をまとめながら、ゲストの廣瀬さんと答えていきました。
協働コーディネーターは、地域活動を長く実践してきた視点を活かしながら、参加者とゲストが交流しやすいようにその場をコーディネートしてくださいました。
公開相談後の交流会は、知り合い同士で挨拶をしたり、久しぶりの再会を喜んだり、新たにつながったり…と盛り上がり、時間が足りずに「もっと交流したかった!」という声も寄せられました。
これだけ多くのやる気・熱気のある活動者が横浜にはいて、それぞれの場所で力を発揮している―。それだけでもすごいことです。ちょっとしたきっかけでできたつながりが協働に発展し、一つの大きな力となり、社会課題に対する確かな力になるのではないでしょうか。
時間が足りない…もっと交流を!といった声は、次回への教訓とさせていただき、今後もテーマを変えて「市民協働相談会」を引き続き開催していきます。
今後も横浜市市民協働推進センターからのお知らせをご確認ください。
協働コーディネーターとは
市内で活動している市民活動の豊富な経験を持つ先輩的存在。市民団体などが地域・社会課題に取り組む際にどのようなリソースが必要かを判断し、情報提供や協働・連携を促進する。