■「協働のたね」について
日々センターには、様々なご相談が寄せられています。その中で時に、複数の団体さんが関わり合うことを私たちはお手伝いしています。
お互いが日々取り組んでいること、困っていることなどを話す過程で、新たな気づきや具体的に協力し合えることを見つけられることがあります。そんな「協働のたね」をご紹介します。
■一般社団法人 乳がん予防医学推進協会 丸山さん・野澤さん
一般社団法人乳がん予防医学推進協会さん(以下、乳がん協会さん)は、2020年3月に設立された団体さんで、乳がん予防に関するセミナー・イベント・教育事業に取り組んでいらっしゃいます。
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今や9人に1人が乳がんになると言われている時代です。35年前に比べるとその数は3倍以上。今もその数は増え続け、女性のかかるがんの中で1位となっており、毎年乳がんになる人数は約7万人にのぼります。
40歳から乳がん検診は推奨されていますが、近年は20,30代の若年層の方も乳がんにかかる方が増えてきています。決して他人事ではありません。自覚症状がなくても検診を受ける事、予防をしっかり行うことが一番大事なのです。
当協会では乳がんの早期発見のために、予防医学・啓発を推進して参ります。
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「柔らかい言葉で翻訳できる、医師と患者さんの間の緩衝材を担いたい」というお言葉が印象的なお二人。
乳がんに関する普及啓発に様々な手法で取り組まれています。理解を深めるための講習会、ワンコイン乳がん検診、「乳がん検診へ行こう!」絵画コンクールなどなど・・・オリジナルラジオ番組も制作中(来年4月より始動予定)とのこと。
※2021年11月21日に横浜市庁舎で乳がん協会さんが開催された、「第2回 乳がん検診へ行こう!絵画コンクール」の様子です。教育として健康や命の大切さ、正しいがんの知識を学ぶ子どものがん教育が推進されているそう。
※同時企画として、「協働のたねvol.1」で取り上げたNPO法人 フードバンク浜っ子南さんとコラボし、フードドライブを実施されていました。
■協働のきっかけ
横浜市内の医療(乳房再建)技術を持つ、株式会社バイオマスターさんから、センターへ協働に関する問い合わせをいただいたのが、2021年の4月頃でした。バイオマスターさんは、乳がん協会さんと同じく検診の普及啓発・罹患者への情報提供を行っていらっしゃり、協働推進センターのスペースA・Bを活用できないかというものでした。お話をうかがっている中で、テーマを同じくする乳がん協会さんとお引き合わせしました。
■話をしてみると・・・
乳がん協会さんの代表お2人は、放射線技師。現場で患者さんと接しながら技術にも詳しいみなさんで、専門用語が飛び交いながら情報交換に盛り上がりました。(センターの職員にとっては勉強になることばかり・・)
症例集をご覧になりながら、その技術で現状できること、難しいこと、患者さんのニーズ、必要とされている配慮や支援などなど、率直にお話になられていました。
※絵画コンクールの様子
■これから・・・
定期的に情報交換をしていくこととなりました。また、「ワンコイン検診を、バイオマスターのクリニックで開催できたらいいですね」など、何か一緒にできないか可能性を模索していくこととなりました。
様々な角度から活動されている団体さんです。
ぜひフォローをオススメします♬
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一般社団法人 乳がん予防医学推進協会
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株式会社バイオマスター
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